ネットや新聞などの様々な媒体を通して相場やトレードに関する様々な情報が乱れ飛んでいるが,そのような情報の扱いについては注意が必要である。
最初に考えるべきことは,そのような情報が誰によって何のために流されたかである。
何らかの媒体にそのような情報を流すということは,必ず何らかの意図があってのことである。
その意図が何かを考える必要がある。
特に,ネット上には真偽不明の怪しげな情報で溢れている。
ツイッター上にはバーチャルトレーダーも多数存在し,彼らによって流される情報によって痛い目にあうことも多い。
最初からバーチャルトレードだと名乗っていればまだしも,リアルには全くトレードしていないにも関わらずあたかもリアルにトレードしているかのように語る輩もいる。
そのような輩の情報がどれほどの価値があるのかは,自分の力でしっかりと判断すべきである。
さらには,職業的にリアルにトレードできない人たちによる相場解説なども,やはりその内容についての判断は自分の力で行わなければならない。
金融のプロの言葉だからと言って,それが正しいかどうかは分からないからである。
とにかく,相場やトレードに関する情報は,最初はすべからく疑ってかかった方がよい。
本当に儲ける話なら,わざわざそのような話を他人に話す必要はなく,自分一人で稼ぎまくった方がよいではないか。
なぜ多くの人の目に触れる媒体にそのような話を流すのか,冷静に考えてみればよい。
相場を張って利益を得ようとするのならば,相当な努力が必要である。
楽して儲けられるような甘い世界ではない。
相場を張るなら,どんな時も自分の判断ですべきであり,その判断ができないのなら,相場を張る資格はなし。
ましてやトレードをして損失を出したことを他人のせいにするなんて,もっての外である。
たとえ他人の判断によって相場を張ったとしても,ポジションを取ると決めたのは自分の判断であるから,その損失は当然自己責任である。
そんなことも分からないのであれば,何度も書くが,相場を張る資格はなし。