資金管理を徹底する

トレード

トレードを行う上で大切なことの1つに資金管理がある。

トレードに使える資金は,一部の人を除き限りがあり,リスクリワード(利益確定の幅と損切り幅のこと)を考えずにトレードしていると,トレード資金がなくなる可能性がある。

特に,トレード資金が少ない人ほど厳格に資金管理を行わないと,トレードを始めた頃はトレードが下手であろうから,トレード資金を失いやすく,あっという間に軍資金が尽きてしまいがちである。

トレードが上手くなる前に資金が尽きてしまったら,それ以上トレードできないので,上手くなるまではいかに損失を抑えるか,それが大事である。

もちろん,トレードが上手くなってからも,いかに損失を抑えるかはとても重要なことの1つであることは言うまでもない。

トレードは可能な限り損失を最小限にとどめて,いかに利益を伸ばすかである。

そのようなことは誰しも分かっているはずなのに,実際にトレードを始めてみると,多くの人が損失を確定させるのを躊躇い,いわゆる,コツコツドカーンを何度となく演じてしまう。

頭でわかっていることと,できることは違うのである。

どのようにトレード資金を管理するかは,トレードの仕方や資金量によって人それぞれであり,各自のトレード状況に応じた適切な資金管理を確立する必要がある。

例えば,銘柄固定で売り買いの玉を巧みに用いたうねり取りをしている人には,トレード資金を3分の1ずつつに分け,3分の1は買い玉に,3分の1は売り玉に,残りの3分の1はいざというときの予備にしてトレードを行う人もいる。

とにかく,トレーダーはトレードをする資金を失ってしまったら,それは大工が大工道具を失うようなものであるから,トレードができなくなってしまう。

トレード資金がなくなったら,トレード以外の方法で軍資金を貯め,また相場に戻ってくればいいだけと考える人もいるが,そのようなことができるのであれば,そのようにすればよい。

そもそもトレード以外の方法で収入を確保できるのであれば,それほど心強いことはない。

トレードを仕事としており,トレードでの収入しかない人は,トレード資金を失うことがどれほどの恐怖かをよく分かっていることと思う。

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