利益を出しやすい銘柄

トレード

相場では様々な金融商品が売買されているが,トレードによって利益を出しやすい銘柄とそうでない銘柄がある.

利益を出しやすい銘柄としては,いつも同じような価格帯で周期的な動きをする銘柄である.

例えば,めったに価格破壊が起きず,いつも同じような価格帯で上に下にただ動いているだけのような,ひたすらレンジをやっているだけの銘柄がトレードによって利益を出しやすい.

ここで言う価格破壊とは,上か下にレンジブレイクしてその方向に一方的に動き続けたり,レンジの居場所が上か下に大きく変わってしまうことを言う.

いつも同じような価格帯で周期的な動きをする銘柄はレンジの上下がある程度決まっているため,このあたりまで下がってくれば,そのあたりで買い集めていれば,しばらくしたら,上げ始めるというのが分かるし,売りの場合は,その逆で,このあたりまで上がってくれば,そのあたりで少しずつ売っておけば,しばらくしたら,下げ始めるというのが分かる.

このようないつも同じような動きをしている銘柄がトレードで利益を出しやすいと言える.

しかし,そのような銘柄であってもいつ価格破壊が起きるかは分からないので,その点はいつも気を付けておかなければならない.

レンジトレード中に価格破壊が起きてしまったら,そのとき,どのように対処するかはいつも考えておく必要がある.対処が遅れると,致命傷を負う可能性もあるからである.

さらに,利益を出しやすい銘柄としては,トレンドが上か下に一度出たら,その方向にひたすら突き進んでいくような銘柄も利益を出しやすいと言えるだろう.

ただ,このような銘柄であっても,いつそのトレンドが終わるかは毎回異なるため,レンジをやっている銘柄に比べると,レンジよりかは利益を出しやすいとは言えないかもしれない.

結局のところ,利益を出しやすい銘柄というのは,先の動きがある程度読みやすい銘柄ということであり,そのように先の動きが読みやすい銘柄であれば,その動きの内容はトレードする人の好みの問題でもある.

トレードで利益を出すためには,自分がトレードで利益を出しやすい動きをする銘柄をみつけ,その銘柄を日々淡々とトレードすることである.

そのようなトレードは利益を出すのが当たり前になり,トレード自体には何の感情もなくなり,システムトレードのような感じになるだろう.

つまり,仕事としてのトレードになるのである.

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