トレードの仕方は十人十色で,どのようなトレード手法がよいかは一概には言えない。
ある人にとって利益を出しやすいトレード手法が自分にとって利益が出しやすいとは限らない。
数日から数週間の日足でのスイングトレードをしている人が日計りのスキャルピングをしてうまくトレードできるかどうかは分からないし,もちろん,その逆も然りである。
プロのディーラーを始めとして,個人でも専業なのか,兼業なのかによってもトレードの仕方は千差万別である。
従って,トレードでコンスタントに利益を出し続けたいならば,自分に合ったトレードスタイルを確立するのがよい。
トレードを始めて間もない頃は様々なトレードスタイルを試しながら,自分が一番利益を出しやすいトレードスタイルを探し当てる必要がある。
もちろん,自分のトレードスタイルがある程度確立した後でも,その時の相場環境によって自分のトレードスタイルを変容させていかなければならないことは言うまでもない。
ある程度自分のトレードスタイルが確立すると,あとはそのトレードをひたすら繰り返すだけである。
そのうち,ああなったら,ああする,こうなったら,こうするというのが自然と身に付き,頭で考えるまでもなく,体が自然と反応するようになる。
特に,スキャルピングをしているトレーダーは,板の動きをみて頭で考えるより前に先に体が反応してマウスを持つ手が動くであろう。
さすがに長い時間軸でトレードしている人にはそこまでのことは必要はないと思うが,こういう状況になったら,こうするというのが考えるまでもなく分かるようになると,迷いがなくなり,トレードも自信をもって行えるようになる。
その自信がよいトレード結果を生むのである。