トレードをしていると,ここで仕掛けたらよかったのにとか,ここで決済すればよかったのにと思うことが多々ある.
トレードは失策が続くゲームと言われることがあるが,トレードは相場の展開が全く分からない中で様々な判断をしなければならず,ナイスタイミングで売買をし続けるのは大変困難なゲームである.
なので,そのとき自分が取った判断がすべてであり,結果が分かってからああだ,こうだ言っても仕方がない.
結果が分かってからすべきことは,後悔ではなく,反省である.
自分がそのときとった判断が正しくなかったと思うならば,なぜそのような判断をしてしまったのかを考え,その教訓を次に生かすことである.
人はネガティブなことほど記憶に残りやすいため,後悔するようなトレードをしてしまったときの印象が強く残る.
しかし,長くトレードをしていると,自分がそのとき取った判断が正しく,ナイストレードになった場合も結構あるのではないか.
トレードは,相場の先行きは誰も分からないという前提でどのようにトレードするかであり,そのとき自分が取った判断がすべてであり,一連のトレードが終わったあとにすべきことは,後悔ではなく,そのトレードから学んだことを次に生かすことである.