トレードはいかに損しないかを考えてトレードすると,自然と利益が積み上がっていく.
トレードをしていて時に道に迷ったときは,いかに損しないかを考えて,一番損失が少なくなる手を選ぶことにしている.
このようにいかに損しないかを考えることは,損失は最小限に抑えるということに尽きる.
つまり,損小利大を目指す一歩となるのである.
損失を小さく抑えることさえできれば,たとえ利を大きく伸ばすことができなくても,利益が少しずつではあるが,積み上がっていくし,こつこつどかーんのような大負けすることもなくなる.
利益を大きく伸ばそうとして,損失も大きくしてしまったら,まったく意味がないので,最初は損失をいかに小さくするかを考えてトレードするのがよい.
利益を大きく伸ばすのは,損失を小さく抑える技術が身についてからでも遅くはない.
とにかく,いかに損しないかを考えることである.
相場で自分がコントロールできるのは,損失の額であって,利益の額ではない.
ならば,自分がコントロールできることは自分の意志でそれをきっちりと行うべきである.
それが損失のコントロールである.
利益はそのとき次第なので,そのとき得られた利益で満足して次のチャンスを待つ.
そのとき得られた利益がたとえ小さなものであっても,利益は利益なので,資金は増えている.
資金が少しでも増えるようになれば,しめたものである.
そのようなスタンスでトレードするとよい.
トレードを続けていても,まったく利益が出せないと思っているならば,いかに損しないかを考えてトレードしてみると,自然と利益が積み上がっていくことを実感できるであろう.